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マダミスを研究しません。

初マダミス制作におけるテストプレイの進め方

 

みなさん、はじめまして。

ウズアプリにて、空想科学マーダーミステリー『Radcliffe Experiment(以下、らどえく)』を公開している、瑞希と申します。


この度、いしづどどさんの『🎄マダミスアドカレチャレンジ🎄』にお邪魔して、私がみなさんにお届けするのはこちら!

 

『テストプレイはこうやって進めろ〜!!💪』


☆テストプレイヤーの効率的な集め方とは

☆テストプレイを円滑に進めるには

☆テストプレイにおける『裏ワザ集』!

 

以前、いしづどどさんはこのような記事を書いていました。

https://doudou-project.scenario-yasan.com/howtomake-murdermystery/367/


「最初は3時間以上の作品は避けましょう」

「処女作で面白いかどうか分からないものに3時間のプレイ+感想戦に付き合ってくれる人は……よほどいい人です。なかなか集まりません」


これは紛れもない事実です。

ウズスタジオのテスプ募集用サーバーというものが存在しますが、では実際に、

『初作品・3時間シナリオ』である『らどえく』だと『どれくらい人が集まらないか』を画像でお見せしましょう。

 

 

はい、5人用×3回で計15名。

テスプサーバーから参加いただいたのは1名のみです……。


では、そんな作品がどうして無事に3回のテストプレイを終えて、本公開に至ったのか?を紹介したいと思います。

 

☆テストプレイヤーの効率的な集め方

 

テストプレイの募集には、大まかに分けて4つの方法があります。

 

①テスプサーバー(その他Discordサーバー)を活用する

Twitterでの募集

③身内にお願いする

④ウズで野良卓に潜って、直接勧誘

 

結論から言うと、すべて活用しましょう。

この項目では、4つの方法の『メリット・デメリット』をそれぞれ書き出していきたいと思います。

 

①テスプサーバーを活用する

○メリット

・マダミス作者さんや運営さんが参加してくれることがある

・制作仲間ができる


○デメリット

・長時間シナリオは非常に集まりにくい

 

Twitterでの募集

○メリット

・広範囲で募集ができる

・相互フォロワーになることで近況報告が手軽にできる


○デメリット

・とくになし

 

③身内にお願いする

○メリット

・頼みやすい

・気兼ねなく意見を貰える

・今後のテスプに観戦で参加してくれる可能性が高い


○デメリット

・緊張感が損なわれ、身内ノリにならないよう気をつけなければならない

・完成版を遊んでもらえなくなる

 

④ウズで野良卓に潜って、直接勧誘

○メリット

・非常に集まりやすい

(体感として、5人用シナリオに潜れば1〜2人は参加してくれます)

・シナリオ中に仲良くなれば、日程が合わず参加できなくとも、本公開後に優先して遊んでくれるケースがある(実体験です)


○デメリット

・時間がかかる(が、マダミスプレイヤーであれば遊びながら勧誘もできて一石二鳥ですよね)

 

以上です。

基本的には①②で構いませんが、不安な方はで身内を頼ってみてもいいでしょう。

最終手段であるは、3時間越えシナリオのテストプレイを円滑に進めるには、ほぼ必須です。

 

参考までに、らどえくのテストプレイでは、

初回テストプレイ→③③③③③

二回テストプレイ→②③④④④

三回テストプレイ→①③④④④

 

となります。

シナリオの性質にもよりますが、テストプレイは個人的に3回が最低ラインだと考えています。

手間を惜しまず頑張りましょう。

 

☆テストプレイを円滑に進めるには

 

この項目では、人は集まったけど、じゃあ実際にテストプレイってどう進めればいいのー?にお答えします。

ええと、まずは集まっていただいた方にお礼を……という事務的に覚えるような内容でないものは省きます。

 

・『重点的に意見を貰いたい箇所』を事前に伝えましょう

例えば、初回テストプレイでは必ず『読み込み時間・議論時間は適当か』が入ってきますよね。

HOを読み終えたタイミングで、残り時間をメモしてもらう等も事前であればお願いできます。

それ以外にも、シナリオの性質や何回目のテストプレイかによって『重点的に意見を貰いたい箇所』は変わってきます。テストプレイが始まる前に可能なかぎり書き出しておきましょう。

らどえくの場合はRP重視シナリオなので、

「誤字脱字・日本語の間違いを見つけてもメモしなくて大丈夫です。キャラの心情を深く読み込んで、RPに全集中していただけると幸いです」

とまで言いました。

 

・意見交換の前に、感想戦を挟みましょう

マダミスはゲームの性質上、シナリオを終えても他キャラクターの行動や心情・役割がわかりません。その状態で意見交換を始めても、おそらく有意義なものにはならないでしょう。

通常のウズのような『自由に話し合う感想戦』ではなく、必ず作者が進行して『キャラクターひとりひとりの行動や目標などを話してもらう感想戦』を行なってください。

どの順番が一番『シナリオの流れを理解しやすいか』も考えておくと尚いいでしょう。

 

・意見交換の内容はひとまず全てメモ!

意見を取り入れるか取り入れないか、はさておき、すべてメモを取りましょう。後から気持ちが変わるかもしれないし、次回作以降の構想にも繋がるかもしれません。

ただし『ここは譲れない!』という部分は、必ずその場で伝えましょう。

理由は、『意見』と『譲れないところ』の両方を取り入れた(あるいはそれを越えた)『第3の意見』が生まれる可能性があるからです。

自作品で例えられますがネタバレになりますので……実体験だということだけお伝えしておきます。

『遠慮してその場は頷いておく』のは勿体ない。意見交換の場では、とにかくよく話し合いましょう。

 

☆テストプレイにおける『裏ワザ集』!

 

みなさんお待ちかね? 私は怒られないかヒヤヒヤしている『裏ワザ集』です。

 

・プレイヤーさんのウズのプロフィールをこっそり覗き見しちゃえ!🌟

シナリオ通過数や、『初心者です』『推理が好きです』『RPが好きです』などの自己紹介文でその方の『プレイスタイル』がわかる場合があります。

例えば「うーん議論時間が少し長いかなぁ?」と感じても「いやでも今回のメンバー、熟練揃いだからな……」というのも貴重な情報です。時間が余ったからといって短縮するのは早計です。

その方々の『プレイスタイル』と『ゲームバランス』をよく加味しましょう。

って誰かが言っていました。私はやってません。

 

・感想をおねだりしちゃおう!💓

テストプレイを募集する上で、感想は大きな武器です。

初作品におけるテストプレイ参加の判断材料は『感想』だけです。一言「面白かった!」と書いてあるだけで、参加のハードルはグッと下がります。可能であればウズアプリに感想をおねだりしちゃいましょう。

コツは、『テスプ募集に苦戦している』ことを素直に話した上で「面白いと感じた方は是非ウズに感想書いてください!」と伝えることです。

って誰かが言っていました。私はやってません。

 

・テストプレイヤーさんと仲良くなろうっ!🤝

エゴサでもなんでもあらゆる手段を用いてTwitterを特定し、仲良くなりましょう。テストプレイに参加していただいた方は、これからもあなたを支えてくれるかけがえのない存在です。

それから寡黙な作者はウケが悪かったです。

変にミステリアスな雰囲気を演出せず、色んな方と交流を持つことでテストプレイへの参加率は高まる上に、とても楽しい制作ライフを過ごせます。

って誰かが言っていました。私ではありません。

 

……いや、あの、色々書きましたが。

ゲームとして成立しているかどうかも定かではないテストプレイに参加してくれる方々は、本当に大切な存在です。仲良くさせてもらうべき、は本心からの言葉です。

決して、感謝の気持ちを忘れてはいけません。

 

・最後に

 

最後に、本当に大切な話をさせてください。

テストプレイはとても勇気が必要なことです。心臓が張り裂けそうなくらい、不安いっぱいになります。こんちくしょー!って感じです。

ただ悪いことばかりでは決してありません。

初作品、初回テストプレイ。

あなたは『今までに味わったことのない貴重な体験』ができます。

どれだけ高度なストーリを作り上げても、

どれだけキャラクターに信念を与えても、

それは所詮『設定』でしかありません。

 

作者にはどう足掻いてもできず、

プレイヤーさんにしかできないことがあります。

 

最初の議論フェーズ、タイマーが動き出したその瞬間、

あなたの考えたキャラクターが『意志』を持って話し始めます。

そのとき、あなたのキャラクターに『魂』が生まれます。

あなたの『空想』を飛び出し、『現実』に変わるのです。

あの一瞬を、私は一生忘れられません。

どうか一歩を踏み出して、挑戦してみてください。

きっと、かけがえのない想い出になるはずです。

 

どうかあなたの空想が、あなたの努力が、あなたの『愛がこもったシナリオ』が、いつか誰かにとっての『大切な想い出』になりますように。

 

瑞希

 

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